森保監督の「半年」続投、正式決定へ 23日の理事会で承認、後任の大岩氏は専任か兼任か模索中

森保一監督(2026年撮影)

日本サッカー協会は明日23日、定時理事会を開き、FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の日本代表を率いた森保一監督(57)の続投を諮る。議決権を持つ理事の過半数が賛成し、承認される見通し。既に森保監督から口頭合意を得ていた、アジア杯サウジアラビア大会(27年1~2月)まで「半年」という異例の契約延長が正式決定する。

関係者によると協会の宮本恒靖会長(49)は、大会結果にかかわらず、それ以上の更新はしない決断を本人に通達済みという。来年3月の国際Aマッチデーは新監督で迎える方針。勇退後は28年ロサンゼルス五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表の大岩剛監督(54)を昇格させる案が本紙報道で判明していた。後任との本格交渉に入る承認も23日に得たい考えだが、流動的になっているようだ。

宮本会長は今月8日、取材に応じ「整えないといけないことも多く、全部がスムーズにいっているのかと言えば、そうでもないところもある認識」と進展を明かしたが、これは少数の入れ替えがある目先のコーチ人事に加え「大岩監督を兼任させるか『専任』でA代表を託すか調整がまとまっていない」こともネックの1つになっていたという。

トルシエ監督(00年シドニー五輪と02年W杯日韓大会)や森保監督(21年東京五輪と22年W杯カタール大会)のように、自国開催=予選免除があった兼任の過去2例とは前提が異なる。加えてロス五輪はアジア枠が3・5から2に“半減”しており、結果次第で逆風に。何よりも優先されるべきA代表に大岩氏を専念させる案も検討されていた。

協会は来年3月初陣で打診を終えて模索しているが、専任の場合、U-21代表を途中で手放すことや、羽田憲司コーチが五輪世代を指揮する1つの善後策に対し、右腕と離れることに大岩氏が難色を示しているという。兼任の上で名波浩コーチを入閣させる可能性もあり、禅譲を見据えて森保、大岩の両氏が17日に面会したとの情報もある。半年続投の先の、後任調整の行方が注目される。