W杯北中米大会に出場した日本代表MF佐野海舟(25=マインツ)が24日、欧州に向けて、東京・羽田空港から出発した。
出国前に取材に応じ、テレビ、ペン合わせて約15分間、報道陣に向き合った。W杯のこと、移籍のこと、オフの過ごし方などさまざまな質問に対して、誠実に答えた。
出発の時間が近づき、事務所スタッフが「ありがとうございました」と取材を締めると、佐野が「いいですか、ひと言だけ」と切り出した。
普段の取材であまり多くを語るタイプではない佐野の珍しい行動にやや構えると、こう語った。
「本当にこの期間…この期間だけじゃないですけど、しっかりいろんなことを記事にしてもらえて、いろんな人を巻き込んでこういう影響をもたらしてくれたのは間違いなく、みなさんのおかげです。これからも自分はサッカーをしっかり頑張っていくので、今後ともよろしくお願いします」
そう言って頭を下げた。W杯期間は確かに多く報道があった。その分、反響も大きかったという。自らSNSで発信できる時代に、かつてのようにメディアと向き合う必要もなくなっている中で、実直な佐野らしい気遣いだった。【佐藤成】