【日本代表】松木玖生、代表デビュー戦で鮮やか先制ゴール!海外組では中島翔哉以来2人目

日本対ウルグアイ 前半、先制ゴールを決め駆けだす松木玖生(中央)(撮影・足立雅史)

<国際親善試合:日本-ウルグアイ>◇24日◇宮城・キューアンドエースタジアム

日本代表(FIFAランキング17位)に初招集されたMF松木玖生(23=サウサンプトン)が、デビュー戦で鮮やかな先制ゴールを決めた。森保ジャパンのW杯北中米大会後の再スタートとなったウルグアイ(同20位)戦に右ウィングバックで先発出場すると、前半11分に左足で強烈な一撃を決めた。来年1月7日開幕のアジア杯優勝を目標とするチームにあって、生きの良い新戦力がアピールに成功した。試合は終盤にFW塩貝健人(21=ウォルフスブルク)とFW上田綺世(28=リール)の得点で3-1で勝利した。

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ニューカマー、松木の左足がうなった。前半11分、対角の左ウィングバック中村からのロングパスを胸で受ける。そのまま右からカットインし、ペナルティーエリア外から左足を振る。強烈な一撃はゴール左隅に飛び込んだ。「あそこはサウサンプトンですごく練習してるとこなんで、決め切れて良かったです」。安堵(あんど)感があった。

デビュー戦でのゴールは代表史上40人目。ただし海外組となれば、18年3月23日の国際親善試合マリ戦での中島翔哉(ポルティモネンセ)以来2人目だった。

名門・青森山田高1年から主力となり、3年時には「史上最強」と呼ばれたチームで全国3冠を達成。同じ東北でのデビュー戦とあって、先発メンバー発表時はひときわ声援が大きかった。その期待に応えた。後半19分にベンチに下がるまで、右サイドで積極的に攻守に走り、絶えず声を出して周囲を鼓舞した。23歳の新入りながら、その姿は代表10年選手のようだった。

サウサンプトンでは昨年前半、ベンチ外となることが多かった。「つらい時期だったけど、練習から手を抜かず、ほかにいたメンバー外の選手とコミュニケーションを取り、ここで落ちたらオレたちは何にもならないって感じで励まし合った」。チームメートからの声もあって「なんで使ってもらえないのか」と監督にも聞きに行った。その物おじしないメンタリティーがあったからこそ、昨年11月にスティル監督が解任されてエッカート監督が就任すると状況は一変した。信頼を勝ち取り試合に出続けたことで、今回の森保ジャパン入りにつながった。

この日にプレーした右ウィングバックは、サウサンプトンでも務めるポジションだ。「自分の主戦場。良いイメージでできる」との言葉通りだった。

「今日勝ったことにホッとせず、残り3試合ありますけど、そこももっとチームが、向上心を持ってできるように戦っていきたいと思います」。4年後のW杯を見据え、ここからレギュラー奪取の下克上に挑む。【佐藤隆志】

◆松木玖生(まつき・くりゅう)2003年(平15)4月30日生まれ、北海道室蘭市出身。青森山田高3年時に主将として全国高校総体、高円宮杯U-18プレミアリーグ東地区、全国高校選手権の3冠を達成。21年10月にはU-22日本代表に18歳で選出される。22年に東京へ加入し、開幕戦で先発デビューを飾った。24年7月にサウサンプトンへ完全移籍し、トルコのギョズテペへの期限付き移籍を経て、25年に復帰。左利き。180センチ、78キロ。

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