【日本代表】相馬勇紀「俊さんの経験があるからこそ」中村コーチ04年重慶のPK失敗の教訓が今に

練習前、選手たちに言葉をかける森保一監督(撮影・宮地輝)

日本代表は3日、次戦となるキリンカップのニュージーランド戦(5日、東京・MUFG国立競技場)に向け、千葉県内でトレーニングを行った。メディア対応したMF相馬勇紀(29=FC町田ゼルビア)は、1日のエクアドル戦でのPK戦について裏話を披露した。

森保一監督が勝利した試合後に「中村俊輔コーチのアドバイスがチームにプラスに働いた」と明かしていた。その発言について問われた相馬は「俊さんが、あのピッチは軸足のところが掘れているから、特にそこはしっかり自分で踏んで作ることと、気を付けてってアドバイスもらった」

4番目のキッカーで登場したところ、ピッチは荒れて「すごく掘れていた」という。

「踏んで堅くはしたんですけど、それでもこう軸足がかなり沈むっていう状況ではあったんですけど。逆にそのアドバイスがあったおかげでそこをこう少し意識しながら蹴ることはできましたし、まあコースとかも完璧だったかなと」

その中村俊輔コーチには苦い思い出がある。2004年に中国・重慶で行われたアジアカップ準々決勝のヨルダン戦。PK戦に突入した試合に1人目のキッカーで登場すると、荒れた芝生に軸足を滑らせ、シュートは大きく枠外へ外してしまった。

続く2人目の三都主アレサンドロも同様に足を滑らせて失敗した中、宮本恒靖主将が悪化したピッチ状態を主審へ訴え、PKエンドが反対になった伝説の試合だ。結果的にGK川口能活の驚異的な2本連続の神セーブなどで崖っぷちから逆転勝ちを収めている。

そんな過去を相馬も知っていたようだ。

「もちろん、何度も見てます本当に掘れてたんで。確かに、そういう俊さんの経験があるからこそ、過去から未来に繋いでくれているんだなっていうのは感じました」

なお、次戦のニュージーランド戦には町田の黒田剛監督が解説者として来場する。そこについては「何? 大丈夫か? って感じで」と冗談めかした上で「来てくれるのでしっかり自分も戦っているところを見せられたらいいなと思います」。代表チームでも存在感を見せる男は引き続き活躍を誓った。