G大阪の大卒ルーキーFW呉屋大翔(ごや・ひろと、22)が24日のアウェー福岡戦でJ1初先発することが有力になった。関学大で関西学生リーグ3年連続得点王のストライカー。

 今週は主力組でも調整し、23日に大阪での最終調整を終えると「俺にとっては明日の試合が大事。チャンスでしかないので楽しみながらやりたい」と闘志を燃やした。

 チームは公式戦3勝2分け8敗と不調。FW宇佐美も19日のACL水原戦でPKを失敗した。長谷川監督は「私自身も含めて力が足りなかった。1度仕切り直す」と話し、中4日で呉屋が得意とするDFラインの背後を突く戦術も徹底した。カンフル剤の期待を受ける新人は「裏を狙うという持ち味を出していきたい」。鳴り物入りで加入しながら、J1ではすべて途中出場で3試合、わずか22分のプレーだったが、ようやく“本番”が回ってくる。