北海道コンサドーレ札幌は13日、札幌・宮の沢の練習場で6対6のミニゲームなどをこなした。股関節痛で別メニュー調整していたMF小野伸二(37)が、全体練習に今季初合流。ミニゲームではフリーマンを務め、ワンタッチでのヒールパスなど軽快な動きを見せた。

 昨季途中から慢性的な痛みを抱えながらプレーを続けてきた。沖縄、熊本合宿中もウエートトレーニングや体幹を鍛えるなど、地道な練習を重ねながら、全体練習復帰を目指した。この日、フルメニューをこなし「まったく問題ない。人数がいる中でサッカーをするのは久々だったので、楽しかった」と、充実感を漂わせた。

 四方田監督は「伸二が入ると雰囲気が明るくなる。攻撃の質が上がるので、ボールを受ける方は楽しいんじゃないかな。ボールを動かすテンポも上がる」とベテランの完全合流を喜び「前線は競争が激しいので、そういう意味では大変」と、競争激化を歓迎した。小野は「無理に状態を上げようとせず、このままの状態で出来るよう、うまくやっていきたい」と、マイペースで復活の日に備える。【中島宙恵】