川崎フロンターレが8日、神奈川・川崎市内で10日のガンバ大阪戦に向け調整を行った。

 7日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)戦では、ロスタイムに痛恨のPKを献上し勝利を逃し、3試合を終えて2敗1分け。G大阪在籍時の15年、2敗1分けからの3連勝でACL1次リーグ突破と4強進出を経験したMF阿部浩之(28)は当時を「やるしかなかった」と振り返り「まだ可能性がある。他力は他力やけど、自分たち次第。自分たちがやるしかない状況は変わりない」と前を向いた。

 13日のアウェー・メルボルン・ビクトリー戦の前に、10日に古巣のG大阪戦を控える。G大阪は公式戦16試合未勝利の状況だが「個の能力が高いのは間違いないし、一発の怖さはある。こちらが主導権を握れれば」。ショッキングなドローから巻き返すためには「勝利が一番の薬」とし「内容よりも、勝って士気を高められれば」と、15年の再現へ前を向いた。