ベガルタ仙台のDF平岡康裕(32)が、今日19日のホーム・ガンバ大阪戦で不意を突くオーバーラップから2戦連続アシストを狙う。後半戦に入ってすでに2アシスト。右サイドからの攻撃参加で起点となっている。前節湘南戦では、FWハーフナー・マイク(31)の移籍後初ゴールを演出するなど勢いが止まらない。

 「蜂にボールを渡したときに、相手DFの位置を見て内から行くのか外から行くのか、タイミングを見て上がりたい」。MF蜂須賀孝治(28)との連動で右サイドが活性化。おとりとなって相手DFを引きつけることで、蜂須賀の攻撃の選択肢を大幅に広げてきたが、自ら受け直して得点にも絡んでいく。

 リーグ屈指の空中戦での勝率を誇り、決定機を幾度となくシュートブロックで阻止するなど安定した守備力を誇る。「上位に抜けられるようにしっかりと勝ち点3を奪いたい」。攻守で鍵を握る平岡が、チームを1年2カ月ぶりとなる3連勝に導き、目標のトップ5入りを果たす。【下田雄一】