ビーチサッカー日本代表監督のラモス瑠偉氏(61)が10日、東京・文京区のJFAハウスで行われた殿堂掲額式典に加藤久氏(62)、68年メキシコ・オリンピック(五輪)の日本代表チームと出席した。

加藤氏は「こんなに緊張すると思わなかった」と式典を終え汗をふいた。ラモス氏は読売クラブ時代からの同期だが、メキシコ五輪の銅メダル獲得は12歳の時。「僕がもらってもいいのかなと思う」と苦笑いもした。93年開幕のJリーグでプレーした殿堂入り選手はラモス氏とともに初。「まだ早いと思うけど、自分もそういう年齢になったということ」と喜んでいた。

◆加藤久(かとう・ひさし)1956年(昭31)4月24日、宮城県利府町生まれ。宮城・仙台二高から早大に進み、80年に読売クラブ入り。守備の要として日本リーグの黄金時代に貢献した。Jリーグ発足後は清水でもプレー。日本代表では11年間活躍し、主将も務めた。94年の引退後は、V川崎監督、湘南監督、京都監督などを歴任。日本リーグ215試合11得点、Jリーグ28試合0得点、国際Aマッチ61試合6得点。