ガンバ大阪MF遠藤保仁(38)がフィールド選手初のJ1通算600試合を達成した。プロ21年目で日本代表GK楢崎正剛(名古屋)が持つ歴代最多631試合出場に次ぐ大台。試合前のセレモニーでは敵の湘南サポーターからもあたたかい拍手が送られた。

遠藤は「(記録は)もちろんうれしく思うし、長い間コンスタントに出ないと達成できない数字でもあると思う。でも、まだ上の方がおられるので。抜けるように楽しみにしていきたいと思う。自分の状態も落とさず、まずは残り2試合戦えるようにして、来シーズンに向けてやっていけたら」。さらに、拍手についても言及し「相手の湘南のサポーターも本当ありがたい。アウェー(で来た)サポーターからの拍手はめったにないのでうれしく思うし、もっともっと積み上げて、1つの通過点として、チームに貢献していきたい」と誓った。

これまで大きなケガで長期離脱することなく、主力として最前線で戦ってきた。この日の勝利で21年ぶりの8連勝も達成。J1残留も決めた。チーム主将の遠藤は「ツネさん(宮本監督)が監督なった当初は残留が最大の目標だった。まずそれを決められた。選手スタッフがともにハードワークして、徐々にチームが良くなって、自信も取り戻した。最大の目標は残留だったけど、もっと上を、高みを目指してやっていると思うので、それが今はいい結果につながっている」と胸を張った。