6年ぶりとなる1桁順位はならなかったが、数的不利の状況で2点を奪い返し、5日に行われる「みちのくダービー」天皇杯準決勝へ勢いを付けた。

0-1で迎えた前半にMF奥埜博亮(29)がヴィッセル神戸FWポドルスキ(33)倒し2枚目の警告で退場。後半にMFアンドレス・イニエスタ(34)、ベガルタ仙台ジュニアユース出身のMF郷家友太(19)にゴールを奪われ、0-3とされたが、気持ちを切らさなかった。

同28分、途中投入されたFWハモン・ロペス(29)の移籍後初ゴールで1点を返すと、同ロスタイムにFWジャーメイン良(23)が今季公式戦7ゴール目をたたきだし意地を見せた。

最後までチームを鼓舞し続けたMF関口訓充(32)は「奥埜がいなくなった分、みんなが運動量を増やして戦った。下を向いてしまう時間帯があったが、自分たちがだめだという雰囲気を作っちゃいけないしこんなところでへこたれちゃいけない。2点取り返すことができたことは次につながる」と5日の「みちのくダービー」天皇杯準決勝へ照準を切り替えた。