J2新潟は26日、次節アウェー徳島戦(30日=鳴門大塚)に向け練習した。センターバック広瀬健太(26)が練習に完全復帰した。

高知キャンプで右足関節前方・後方インピンジメント症候群の診断を受け、2月13日に手術。19日から部分合流していたが、この日からフルメニューをこなした。「今日(26日)がスタートライン」と言った。

足の痛みは消えた。12対12のゲーム形式の練習では球際の接触にも恐怖感もなく、右足を出した。「スピードを取り戻さなければいけない」と体の切れ、素早い判断力回復にも努めていた。さらに練習後はDF大武峻(26)と並んでランニング。「全然。まだまだ。今はほかの選手よりやらなければ」とスタミナアップも図る。

今季は新人の新井直人(22)がセンターバックとして開幕から先発フル出場する。「(新井が)活躍してくれたからこそ、足をしっかり治せた」と広瀬。「ライバルがいた方がいい。チームの底上げにもなる」。昨季は24試合に出場し2得点。先発争いに広瀬が加わる。【涌井幹雄】