J1清水エスパルスMF滝裕太(19)が貪欲にゴールを狙う。

24日のルヴァン杯松本山雅FC戦(アイスタ、午後7時)では今季からコンバートされたFWとして先発が濃厚で、今季初先発が確実となったFWドウグラス(31)と2トップを組む可能性が高い。23日は静岡市内で最終調整。2トップでの連係にも自信を見せ、ゴールへのイメージをふくらませた。

「近くにいれば(ドウグラスが)パスをくれる。距離を意識してやりたい」

チームの勝利が最優先だが、目に見える結果を求めている。1カ月後にはU-20(20歳以下)W杯(ポーランド)が開幕する。同代表候補の滝も「絶対に出たい」と公言してきた舞台。先月下旬の欧州遠征には選出されるも、今月の国内での強化合宿には呼ばれなかった。「この1、2試合が勝負だと思っている」。同代表入りを懸けてアピールする決意だ。

滝は、10日のルヴァン杯G大阪で公式戦450分出場に到達。プロA契約を締結したことでより責任感は増したという。チームもリーグ戦では前節C大阪戦で初完封し、今季初の連勝。滝は「普段通りのプレーで結果を残すだけです」と力を込めた。【神谷亮磨】

 

◆負傷 J1清水は23日、主将のMF竹内涼(28)が右もも裏肉離れで全治まで4週間を要する見込みだと発表した。20日のC大阪戦で負傷した。