東京ヴェルディはジェフユナイテッド千葉と引き分けに終わった。南米選手権ブラジル大会(6月14日開幕)の日本代表メンバーに選出された東京VのMF渡辺皓太(20)は前半31分に右からのクロスで見せ場はつくるも、得点はなかった。

試合後、渡辺はA代表選出に「ここから自分の見られ方が変わると思うし、より危機感というか、もっとやらなくてはいけないという思いになりました。今回はA代表でも主力はほぼいないし、自分たちの世代なので。あまり意識しすぎずにやりたい」と抱負を口にした。

東京Vの先輩のMF中島翔哉(アルドハイル)も選出され、渡辺は「中島翔哉選手は好きな選手で一緒にプレーできることになって楽しみです」と目を輝かせ「試合に出ないと意味がないし、練習からアピールして少しでも試合に出て、世界のトップのレベルを自分の体で体験したい。攻守でアグレッシブにプレーしてゴール前の部分で関わっていければ」とイメージをふくらませた。

南米選手権では世界レベルの選手が集う。この日の千葉戦では、前半33分に千葉MF為田大貴との競り合いで吹き飛ばされ、そのままピッチに倒れ込むる場面もあった。渡辺は「今日ぐらいの当たりは当たり前。痛がってではダメですね」と反省も忘れなかった。