J1ジュビロ磐田MF荒木大吾(25)が「再アピール弾」を狙っている。17日は、19日に行われるコンサドーレ札幌とのルヴァン杯プレーオフ第1戦(午後7時、ヤマハ)に備え、磐田市内で調整。先発の可能性も十分のドリブラーは「スタメンのつもりで準備している。体はキレているし、後は結果を出すだけ」と燃えている。実戦形式の練習でも、強烈な右足ミドルをネットに突き刺した。

先月18日の仙台戦でリーグ初先発のチャンスをつかんだ。FW中山仁斗(27)の追加点をアシストするなど、2-0の快勝に貢献。一方でゴールという結果を残すことはできなかった。「もっとやれることはあった」。その後は途中出場が続き、前節G大阪戦では出番がなかった。

そんな現状も踏まえ、「与えられたチャンスの中で結果を残していくしかない。第2戦に勢いをつけるためにも圧倒したい」。準々決勝へ近づく1勝を、自らのゴールで呼び寄せるつもりだ。【前田和哉】