サガン鳥栖FWフェルナンドトーレスが23日、都内で現役引退会見を行った。
21日に「エキサイティングな18年を経て、フットボールのキャリアを終えるときが来た」とツイッターで引退を表明。この日は「ラストマッチは8月23日のヴィッセル神戸戦。古くからの友人であるイニエスタ選手との直接対決、それを日本で行えるということで、決めました。神戸には友人のビジャ選手もいます。できることを、すべてを行っていきたい」と話した。
希有な才能を持つ点取り屋として、エル・ニーニョ(神の子)の異名を取り、アトレチコ・マドリード、リバプール、チェルシー、ACミランと名だたるビッグクラブで活躍。スペイン代表としては2度欧州選手権を制覇し、10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で世界王者に輝き、世界的なFWとして一時代を築いた。
18年7月に鳥栖に移籍。7月22日のベガルタ仙台戦でJデビューし、8月26日のガンバ大阪戦で初ゴール。この年は17試合3得点。終盤にはキャプテンマークを巻き、第33節横浜F・マリノス戦で決勝ゴールを決めるなどチームを引っ張り、14位でJ1残留に導いた。
今季は開幕直後はフル出場が続いたが、5月4日の大分トリニータ戦以降は先発がなかった。会見前日の22日の敵地北海道コンサドーレ札幌戦はベンチ入りしたが出番はなく、この日まで今季は11試合で無得点。