ベガルタ仙台は24日、仙台市紫山サッカー場で26日にホームで行われるルヴァン杯プレーオフステージ第2戦の名古屋グランパス戦へ向けて練習を行った。

23日のリーグFC東京戦に先発した選手は練習に不参加で、同杯第1戦に出場したメンバーを中心にフォーメーション、サイドからの攻撃練習を行った。

高卒4年目のDF常田克人(21)が巻き返しを誓う。同杯第1戦に先発し、0-2で敗れた。「2点目が余計だった」と敵地での失点を悔やんだ。今季のリーグ戦は8試合に先発フル出場しているが、第13節の清水エスパルス戦(5月25日)を最後に出番がない。ここでの活躍がリーグ戦にもつながる。

もはや失点は許されない。2-0で延長戦突入か3点差での勝利が突破条件になる。1失点すると4ゴールが必要で、試合を難しくする。常田は「失点してはいけない。後ろが0に抑えたい」と我慢の展開を予想する。しかし、名古屋は昨年の得点王FWジョーなどリーグ2位タイ24得点の強力攻撃陣を誇るが、常田は「どういう選手が出ても仕事をさせない」と自信を見せ、さらに「セットプレーで好機があれば決めたい」とゴールにもどん欲だ。

3連勝中のリーグでは、平岡とシマオ・マテのセンターバックコンビが好調で、松本山雅、東京を2戦連続で完封している。カップ戦は常田が名古屋攻撃陣をシャットアウトし、DFの柱に名乗りを上げる。【山田愛斗】