鹿島アントラーズが2戦合計3-3もアウェーゴールで8強に進み、2年連続アジア王者に前進した。鹿島のルーキーDF関川郁万(18)は、突然の出番にも落ち着いてプレーした。

前半4分、センターバックのDFチョン・スンヒョンが負傷退場し、代わって関川が入った。センターバック2枚の出場停止で出番を得た4月24日のACL慶南戦(0●1)以来の出場となったが、緊張はしなかったといい「4月のときは『俺の番だ、俺の番だ』と(周囲が)なっていて、自分の中でも湧き出るものがあった。今回はアクシデントという形で出たけど、すんなりと試合に入れた」と振り返った。

後半に入ると21分、27分と立て続けに失点。「ちょっと焦りました」というが、90分の戦いには敗れても、180分の戦いで準々決勝進出をつかみ取った。

「最後の最後(後半アディショナルタイム)で失点したのはちょっと無駄だった。俺のファウルだったけど、特に何もしたわけではなくて、これがACLの笛なんだと思った」と、アジアの戦いで経験値を重ねた様子だった。