J1松本山雅FCは21日、南米選手権(コパ・アメリカ)ブラジル大会の日本代表FW前田大然(21)がポルトガル1部のCSマリティモに期限付き移籍すると発表した。レンタル期間は来年6月30日まで。クラブを通じて以下のコメントを発表した。

「このたび、マリティモに期限付き移籍することになりました。2020年の東京オリンピックで日の丸をつけて活躍するには、自分自身もっと成長しなくてはならないと思い海外にチャレンジする決断をしました」

「J1でのチャレンジの途中でチームを離れるにあたり、チームメイト、監督、コーチ、スタッフをはじめクラブの皆さんに理解していただき、今回の移籍をサポートしてくれたことには感謝しかありません。またサポーターの皆さんには昨日の試合のときに直接ご挨拶ができずに旅立つことになり申し訳ありません」

「松本山雅はファン・サポーターあってのクラブで、その一員として戦えたこと誇りに思います。ありがとうございました。次に日本に来るときは日の丸を着けて、ピッチで躍動してる姿を見せられるよう、しっかりポルトガルで結果を出してきます。本当にありがとうございました」(原文まま)

マリティモは、マデイラ諸島のフンシャルに本拠を置くクラブ。同島は、ユベントスのポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドの出身地として知られている。

前田は今季J1リーグ18試合2得点。前日20日のサンフレッチェ広島戦で惜別のゴールを決めていた。