コンサドーレ札幌は8-0で勝利したアウェー清水エスパルス戦から一夜明けた18日、遠征メンバーが札幌・宮の沢へ移動後、練習を行った。試合翌日のリカバリーの最後は、FW鈴木武蔵(25)が代表してスピーチするのが恒例となっている。2戦連発で好調な背番号9は「油断できない。浮かれてはダメ。勝ったけど、勝ち点3しか取れてないんだから」と呼び掛け、前夜の大勝の喜びからすっかり気持ちを切り替えていた。

ミハイロ・ペトロビッチ監督(61)の心配を受け止める。指揮官は試合直後に「どんな言葉で褒めて良いか分からない」と選手をたたえたが、すぐに「手にしたのは勝ち点の3だけ」と引き締めていた。鈴木も「得失点差が稼ぐことができてラッキーくらい。攻撃力に自信を持っても良いけど、過信してはいけない。次は厳しいゲームになる」と危機感を持つ。次節24日首位FC東京戦で連勝しなければ、8ゴールで手にした勝ち点もふいになる。