女子サッカーの価値向上などを目指した活動を行う一般社団法人「なでしこケア」が19日、都内で設立以来2度目の活動となるワークショップを開催し、現役女子選手らが「スポーツ界におけるセクハラ撲滅」をテーマに議論を行った。

日本代表FW菅沢優衣香やDF南萌華ら現役選手とOB16人が参加。セクハラが起きる要因として、選手からは女性指導者の数や相談窓口が不足していることなどが挙げられた。

現役選手でありながら同法人事務局長も務めるFW大滝麻未は「セクハラの線引きは難しく、そうしたことが起きていると気づいてもらえるように働きかけることが重要」。同法人は今後もテーマを変えながら月1~2回を目安に活動を行う。2度目の参加となった南は「女性アスリート全体としての(セクハラへの)考え方が浸透したり、選手が考えることにつながっていければ」と話した。