モンテディオ山形がホームで栃木SCに2-0で快勝し、5位に浮上した。

幸先よく前半2分、DF栗山直樹(28)がMF中村駿(25)からの左クロスを頭で合わせて先制。同30分には中村が右足で相手DFの足元を抜く技ありゴール。中村はシュート4本を放ち、1ゴール1アシストの活躍。「(1点目は)うまく合わせてくれて、いい時間帯に得点できて良かった。(2点目は)タイミングをずらそうと思ったら、うまく股を抜いてくれた」と喜んだ。後半は手堅く守り、今季14試合目の無失点。勝ち点を50に伸ばし、この日敗れた5位水戸ホーリーホックをかわした。

山形が堅守を取り戻し、再び上昇気配のきっかけをつかんだ。後半戦は1勝4敗の苦しいスタートだったが、3試合連続無失点と守備のリズムが戻った。木山監督も「相手の動きをしっかり見極め、準備したことをしっかりできた」と満足そうに振り返った。

FC岐阜から新加入したFW山岸も後半21分から山形で初出場し、精力的に動いた。次節は31日に4位横浜FCをホームに迎える。この日も鹿児島ユナイテッドFCに5発で快勝するなど最近11戦無敗と絶好調の難敵だが、中村は「応援よろしくお願いします」とサポーターに来場を呼びかけた。