大宮アルディージャが首位柏レイソルに2-1で逆転勝ちし、暫定2位に浮上した。

前半3分に先制を許すも同42分に中盤でのボール奪取からMF奧抜侃志が右足で決めて同点。直後の同44分には10年~16年まで柏に所属したMF茨田陽生が古巣相手に逆転弾を決めた。

柏の下部組織育ちで、J1昇格を争う重要な一戦で恩返し弾を見舞った茨田は「点を決めたかったというのが本当の気持ちで、それが決勝点になってうれしいです」と笑顔をみせた。前半は柏の鋭いパス回しを前に「ハードワークさせられて体力が奪われた」と苦しんだが、逆転後は全員で最後まで体を張って守りきった。

6日には台風19号の影響で延期になっていた第36節福岡戦も控えており、勝利すれば残り3試合で柏に勝ち点3差まで迫ることができる。逆転優勝への望みもつなぎ「目標はJ2優勝と昇格。壊れるまで頑張りたい」と3年ぶりのJ1昇格へ力を込めた。