鹿島アントラーズDF犬飼智也(26)が、19日のトレーニングでゲーム形式の練習に復帰した。10月13日の試合で右大腿(だいたい)二頭筋を損傷し、約1カ月離脱していた。鹿島では9月から10月にかけて負傷者が続出し、一時は8人が別メニュー調整するなど厳しい台所事情の中で戦ってきた。この日の練習では前節出場を回避したMF三竿もゲームに参加するなど、逆転優勝への機運が高まってきた。

練習を終えた犬飼は「試合がしたい。練習も楽しいし、みんなとサッカーができるって最高だなと思います」と満面の笑みを浮かべた。鹿島加入後ケガなしで戦ってきただけに、試合中の負傷には「びっくりした」というが、「体や気分的には休まったので、コンディションもある意味良い」と前向きにとらえた。23日のサンフレッチェ広島戦(Eスタ)に「出る気でいる」と居残りでクリア練習に励むなど、気合十分だった。