J2モンテディオ山形は14日、石丸清隆新監督(46)の就任を発表した。

契約期間は20年2月から22年1月末までの2年。クラブを通じ「ここで仕事を出来ることを、とてもうれしく思います。J1昇格のため、みなさんと一丸となって、全力で取り組んでいきたいと思います」とコメントした。

同監督は大阪・交野市出身で、阪南大卒業後、福岡、京都、愛媛でプレーした展開力に優れる守備的MFだ。J通算275試合出場。01年のJ2京都移籍時は、前年までFWカズ(三浦知良、52=現横浜FC)が付けていた背番号11を継承し、同年のJ1昇格に貢献した。02年には、攻守でチームをけん引し天皇杯優勝を果たした。

07年に引退後もJ2愛媛に残り、13、14年は初めて監督を務めた。15年途中からは京都でも指揮。17年から今季までは松本でコーチ。反町康治前監督(55)のもと、徹底した堅守速攻でJ2優勝やJ1昇格を決めるなど、経験値も豊富だ。今季はリーグ3位タイ40失点の堅守を武器に、J1参入プレーオフ進出した山形のスタイルを、さらに高めていけそうだ。

11日に退任が発表された木山隆之前監督(47)は、J1仙台の来季新監督就任が確実な状況となっている。