ヴィッセル神戸は2日、神戸市内で完全非公開での全体練習を行った。練習後に元日本代表のDF西大伍(32)が、オンラインで取材に応じた。

前日1日から全体練習は開始されていたが、西は「2週間やっているくらい、疲れています」。約2カ月間もチーム活動が休止していた影響に言及。この日も2時間近く調整に費やした。

5月下旬までの自宅待機中に実践していたことは「料理ですかね」と説明。「洗い物で手があかぎれになった。やらないといけない状況だったので、まあまあやってました」と振り返った。

自宅での自主トレに関しては「筋トレとかをするタイプではない。サイバー(オンライン)トレは週3回あったので、上半身は神戸に来てから一番でかい」と説明し、7月4日のJリーグ再開へ「あと1カ月で準備がどうできるか」と静かに話した。

同僚のDF酒井らが新型コロナウイルスに感染したことには「自分は、なっていませんようにと思っていた」などと、当時の正直な思いを口にした。

8月に33歳になるベテランは、鹿島アントラーズから移籍1年目だった昨年、J1で29試合に出場し、天皇杯初優勝にも貢献。今季も序盤の公式戦では右サイドを守り通していた。【横田和幸】