横浜F・マリノスは後半途中出場のMF天野純とFWオナイウ阿道が得点するなど交代策もハマり、湘南ベルマーレに3-2で競り勝って今季初勝利を挙げた。

1点をリードされて迎えた後半18分に天野、オナイウ、MF水沼宏太を一気に投入。すると、直後の同21分と32分に天野がネットを揺らして逆転。同34分に同点とされたが、終了間際の42分にオナイウが決勝点を決めた。

ポステコグルー監督は「エキサイティングな試合展開だった。交代選手がしっかりインパクトを残してチームにエナジーを吹き込んでくれた」とたたえた。今季は過密日程ゆえに1試合3人から5人に増えた交代カードの切り方も重要になってくる。指揮官は後半18分の3枚代えと同時にシステムも4-3-3から4-4-2へと変更。「シーズンを通してこういう交代はあると思うし、そういった意味でやった。今季は先発の11人だけでなく全員を必要としています」と力を込めた。

決勝点のオナイウは「いいポジションがとれていたし、クロスの質も完璧。触るだけでした」と振り返った。現状については「満足しているわけではない」と語り「そうじゃないとスタメンで出続けることはできない。そういう気持ちでいます」と継続した活躍を誓った。【松尾幸之介】