FC東京がホームでサガン鳥栖に2-3で敗戦した。試合後の会見に出席した長谷川健太監督が、試合当日の午後に鳥栖の選手に発熱者が出たという報告を受けたことを明かした。

新型コロナウイルスへの不安から「抗原検査を受けたい」との内容だったという。選手には「不安なら試合をやらなくていい」と話すなど、チームには複雑な思いがあったと吐露した。

Jリーグに判断を求めた結果、新型コロナウイルス対応ガイドラインに基づき試合開催に問題ないとの返答を受けたという。当該選手は7月31日に発熱し、試合前にはチームを離れたという。

試合が開催されたことについて、同監督は「やらないべきだと思う」と私見を述べた。「前日の夜に熱を出した選手がいた。また全員がPCR検査をやって陰性なら安心できるが、それが担保できない中で試合をやらせるのは考えてもらいたい」と、選手を預かる監督の立場から訴えた。