J1清水エスパルスは7日、静岡市内で約1時間の練習を行い、8日のホーム札幌戦(アイスタ、午後6時)に備えた。同試合でJ1通算150試合出場を迎えるMF竹内涼主将(29)は、静かに闘志を燃やす。ボランチでの出場が濃厚だ。

竹内は浜松開誠館高から2009年(平21)に清水へ加入した。J2北九州への期限付き移籍から復帰した、13年から主力に定着。不動の地位を築き、現在3季連続で主将を務めている。プロ12年目で迎える節目の一戦。「毎試合『これが最後の試合』と思って戦ってきた。多くの経験をさせてくれたクラブに、結果で恩返ししたい」と力を込めた。

昨季は札幌にリーグ戦2敗。ホームでは0-8と屈辱的な大敗を喫した。それでも「特に意識していない。良い攻撃ができれば、良い守備につながる」と竹内。最近のリーグ戦は3試合負けなし。調子を維持して今季2勝目をつかむ。【古地真隆】