Jリーグ村井満チェアマン(61)が13日、金明輝(キム・ミョンヒ)監督(39)ら10人が新型コロナウイルスに感染したサガン鳥栖が15日のG大阪戦(駅スタ)からのリーグ戦3試合を中止したことに関してコメントを発表した。

 

「試合を楽しみにしてくださっていたファン・サポーターの皆様に深くおわび申し上げます。また、Jリーグクラブにおいて集団感染が発生したことに対し、ホームタウンの地域の皆様をはじめ、多くの皆様方にご心配をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます。日頃から選手やチームスタッフの皆さんには、厳格なプロトコルによる行動制限をお願いしており、自身や家族の身を守りながら、勇気をもってフィールドに立ってくれております。懸命な努力をしている中でもこうした事態が起こりえることに、改めてこのウイルスの脅威を痛感しています。幸い、重症化している者はおりませんが、治療に専念し1日も早い回復を願っています。Jリーグはこれまで、感染症ガイドラインを策定しながら、できうる限りサッカー活動を続けていく方針で活動してまいりました。しかしながら、今回、同一クラブから多数の陽性判定者が出たことで、行政サイドによって濃厚接触者を特定することが物理的に困難であることから、これ以上、感染が拡大しないことが十分確認できるまでの間、当該クラブの活動を一定期間自粛し、その間の当該クラブに係る公式試合の開催を中止することを決定いたしました。私たちは、集団感染がJリーグから出たことを重く受け止め、当該クラブだけの問題にとどめず、リーグ全体の問題ととらえています。ガイドラインの見直しはもちろんのこと、練習や試合ありきではなく、感染拡大を封じ込めることを第一の基軸とおき、あらゆる策を講じ、これ以上の感染拡大を防ぐための最大限の努力をしてまいります」