京都サンガFCの実好礼忠監督(47)がヴァンフォーレ甲府の伊藤彰監督(48)との同学年対決で引き分け、今季初の4連勝を逃した。

度々連絡を取り合うという両監督の対決は、前半から互いに堅い守備で得点を許さなかった。前半20分、敵陣深くでDFをかわしたFWピーター・ウタカ(36)がゴールを狙うもGKに阻まれ決定機を逃した。センターバック(CB)ながら前線でパスを供給していたDFヨルディ・バイス(31)は「お互い膠着(こうちゃく)状態になっていたので打開するため(前線に行った)。4試合で勝ち点10をとったことは大きい。しっかり続けていく」と次節栃木戦(23日、サンガS)を見据えた。

実好監督は「すごく集中したディフェンスだった。どっちに転がってもという流れで、ポジティブにとらえられる勝ち点1ですね」と評価。さらに、この日が伊藤監督の誕生日であることに触れ「(勝ち点)1だけプレゼントという形です。(3ではなく)1でとどめたという感じ」と冗談を飛ばした。