町田ゼルビアは、首位争いをするギラヴァンツ北九州に先制を許しながらも、同点に追い付き引き分けとした。2連敗中だった北九州は、アウェーで貴重な勝ち点1を手にした。

前半4分、北九州はMF高橋大のスルーパスに抜け出したMF椿が、相手GKの股を抜くシュートで先制。町田は前半ロスタイム、ショートコーナーからMF平戸のクロスに合わせたDF小田がヘディング弾を決めたが、ファウルと判断され得点は認められなかった。

後半7分に、町田FW安藤が自ら得たPKを決めて同点とし、試合はそのまま終了した。最後まで逆転はできなかったが、町田のポポビッチ監督は「試合が終わっても選手が躍動してくれた喜びを感じている」と、猛攻を重ねた後半の内容に手応えを口にした。

一方で、指揮官は得点と認められなかった場面の判定に不満があったようで、「審判がうちに有利なときもあるし、不利なときもある。基準だけは均等に吹いてほしい。勝ち点に直接関わるレフェリングだったので、しっかりと(映像を)見ていただき、改善するところはしてほしい」と要求した。同時に「ともにレベルアップしていこうという話」と話し、ポポビッチ監督らしい気遣いも見せた。