コロナ禍での観客の楽しみ方を教えます。日本フットサルリーグ(Fリーグ)、エスポラーダ北海道の金井一哉監督(40)水上玄太主将(37)堀米将太(27)の3人が27日、11月1日から順次、開催される有観客試合の観戦ポイントを指南した。

リーグの発表通り、入場者可能数の50%(上限1000人)と制限付きながら有観客となる。ファンはマスク着用、会場入り口での検温はもちろん、「飛沫・接触に繋がる応援行動を控えていただく」などの確認事項があり、大きな声は出せず、拍手中心になりそうだ。

そのような状況で、この日札幌市役所を表敬訪問した金井監督は、プレーだけでなく「ベンチ周りの声のやりとり、いろんな音を楽しんでほしい」と話す。普段は、大きな歓声があるとかき消されるコーチの指示やトレーナーの声のほか、選手がボールを蹴る音、選手同士が競り合う際の声など、これまでの無観客開催時に場内に響いていたサウンドが、これから入場する観客も直に感じることができる。

水上は「(観客は)声を出さなくても、楽しさは伝わると思う」と話し、堀米は「視線とかファンから伝わってくるものがある」と有観客を楽しみにする。プロ野球などの他競技でも、普段聞こえなかった音を感じられたが、フットサルでも「音」にこだわった観戦が1つの楽しみ方になりそうだ。