新潟ホーム開幕飾れず 後半44分に勝ち越し許す

新潟対横浜 後半2分、新潟FWラファエル・シルバ(右)はヘディングゴールを決める

<J1:新潟1-2横浜>◇第1ステージ第3節◇12日◇デンカS

 新潟は1-2で横浜に敗れ2連敗。ホーム開幕戦を白星で飾れなかった。0-1の後半2分、FWラファエル・シルバ(23)の3試合連続ゴールで追いついたが、ラファエルは後半17分にこの試合2枚目の警告で退場。数的に不利になったチームは後半44分に勝ち越しを許した。新潟は次節(19日)、柏とホームのデンカビッグスワンスタジアムで対戦する。

 がっくりと肩を落としたラファエル・シルバが、ピッチから去った。後半17分、右サイドからペナルティーエリアに進入。内に切れ込んだところで、相手守備陣と交錯しかけて転倒した。このプレーがシミュレーションの判定。前半35分にも反スポーツ的行為で警告を受けていたため、この日2枚目で退場。新潟は貴重な得点源を失った。

 「PKを取ろうと思ったわけではない。流れの中で狙っていたが、相手の守備も速く…」。試合後、うつむき加減に口を開いたラファエルは「退場になって残念」と、厳しい表情で試合を振り返った。

 調子は上々だった。後半2分、左のショートコーナーからMF小林裕紀(27)がクロス。それにゴール正面でバックステップを踏みながら頭で合わせた。「同点にしなければならない状況だった」。懸命にワンチャンスをものにし、今季通算4得点目。試合を振り出しに戻した。前半39分には相手GKにプレッシャーをかけ、ゴールキックを右足でブロック。アグレッシブな守備も見せた。

 キャンプから重視してきた球際のプレーが攻守に生きた。だが、2つの警告で決勝点を奪うチャンスを失った。数的不利になった新潟は終盤に力尽きた。後半44分、横浜に3度続けてコーナーキックを与え、3回目にクリアしたところを、相手MF斎藤学(25)に押しこまれた。

 ただ、チームはラファエルを欠いた後も、ボールを奪いにいった。「攻める姿勢を見せていた。ボールも支配していた。3試合の中で最も集中していた」と、吉田達磨監督(41)は選手の奮闘をたたえた。今季初のホームはほろ苦い結果に終わったが、その中にチーム力アップの兆しも垣間見えた。【斎藤慎一郎】