<明治安田生命J1:大宮1-5広島>◇第1ステージ第4節◇20日◇NACK
昨季王者の広島が大宮を5-1で下し、開幕4戦目で初勝利を挙げた。U-23(23歳以下)日本代表FW浅野拓磨(21)が今季初先発で1得点1アシストと、計3得点に絡む活躍。一方で今日21日からのU-23日本代表のポルトガル遠征は、負傷していた左足の治療のため辞退することになった。
34歳のエース佐藤に代わり、先発に抜てきされた浅野が最高の結果を出した。「何が何でもゴールを取ってチームの勝利に貢献したい」。前半39分、FWウタカのパスに抜け出した。右足シュートはゴール左上に決まった。「コースより気持ちでねじ込んだので思いっきり振り抜きました」。16日のACLのブリラム(タイ)戦の2得点に続く、今季リーグ初得点は豪快な一撃。「ジャガーポーズ」のパフォーマンスで喜びをあらわにした。
得点も含め、チームの3点に絡んだ。前半22分にはウタカにゴール前でパスを送り、先制点をお膳立て。後半22分にもMF青山のゴールにつながるパスを送り、試合を決定付けた。直後、お役御免とばかりにベンチに下がった。森保監督も「よく合わせてゴールにつなげてくれた。今持っている力を存分に発揮した」とたたえた。
昨季リーグ戦は出場32試合で先発はわずか2試合。リオデジャネイロ五輪切符を獲得したU-23日本代表でも、スーパーサブとして大活躍した。それでも今季から背番号10をつけたホープは「スタートからずっと出たいと思っていた」。内に秘めた強い思いを糧に、3戦未勝利の悪い流れを止めた。「自分にとって大きな自信になるし、次につながるかな。でも満足はしてないし、もっともっとゴールも取れた」と慢心はない。
U-23代表は今日21日からポルトガル遠征に出発する。浅野は「ゴールを決めて帰ってきたい」と意気込んでいたが、チームドクターと話し合い、負傷していた左足足底筋膜炎の治療のため辞退することになった。1月はU-23代表の活動でオフが取れず、今季も公式戦全試合に出場と疲労が蓄積。五輪本番に向け、大事な選手だからこその判断だ。クラブでもU-23代表でも、浅野の存在感はどんどん増している。
▼J1連続試合途中出場記録 広島FW浅野が今季リーグ戦初先発で初得点。先発してのJ1得点は今回が初めてとなった。昨年4月12日の名古屋戦から続いた連続試合途中出場もJ1歴代最長の33試合でストップ。浅野のこれまでのJ1通算47試合は先発4、途中出場43で、通算8得点はいずれも途中出場でマーク。