磐田、王者広島へ真っ向勝負で今季ホーム初勝利だ

ジョギングをする磐田MFアダイウトン

 今度こそホームで勝って勢いをつける! 磐田は今日29日、ヤマハスタジアムで広島と対戦。前節はアウェーで勝利するも、チームが欲しいのは今季ホーム初勝利。負傷者が出てベストメンバーは組めないが、サポーターの声援を背に勝ち点3を取りに行く。

 磐田は、真っ向勝負で昨季の王者広島を迎え撃つ。28日は、磐田市内のヤマハスタジアムで最終調整を行った。全体練習の前には映像を使ったミーティングを行い、広島対策をたたき込んだ。名波浩監督(43)は「攻撃的にいかなければ、勝ち点3は取れない。選手はどんどんチャレンジしていくと思う」と激しい試合展開を予告した。

 エースFWジェイ(33)は、10日のアウェー新潟戦(2-1)で左足を負傷。28日、「左母指MP関節捻挫 合流は受傷時から約4週間程度」と発表された。急性腰痛症のFW森島康仁(28)に加え、FW岩元颯オリビエ(20)も練習試合で右足首を負傷。26日の紅白戦では、通常サイドでプレーするMFアダイウトン(25)が1トップに入った。最終ラインは4バックから3バックに変更。広島と同じ3-6-1システムで挑む可能性も高い。

 チケットは約1万5000枚が完売。名古屋戦(2月27日・0-1)、横浜戦(4月16日・1-5)に続いて今季3試合目の完売は、サポーターの期待の表れでもある。MF小林祐希(24)は「ここで広島を倒せば、静岡中が盛り上がる。楽しみだし、サポーターを楽しませたい」と意気込んでいた。【保坂恭子】