鹿島、終了間際の2発で暫定2位浮上/名-鹿13節

後半ロスタイム、右足でゴールを決めた鹿島MFカイオはサポータに笑顔を見せる(撮影・奥田泰也)

<明治安田生命J1:名古屋2-3鹿島>◇第1ステージ第13節◇21日◇豊田ス

 前半はホームの名古屋がペースをつかんだ。

 鹿島より先にリズムをつかみ、いつものボランチからトップ下に上がったMF田口やFW永井らの技とスピードでチャンスを作った。鹿島は警戒する名古屋の長身FWシモビッチをしっかり封じ、0-0で折り返す。

 後半1分、名古屋がMF田口の思いきりの良いミドルシュートで先制。鹿島も10分後に、MFカイオが抜け出し冷静に同点弾を決めた。同21分、名古屋は田口の左CKを、守備とチームの雰囲気を盛り上げる人、DF竹内が頭でズドン。完璧なヘディングゴール。これが32歳のDFのJ1通算2ゴール目。2点とも今季記録したもの。得点力開花中? の竹内の頑張りもありリードを奪った。

 しかし、ここから名古屋が逃げ切りに失敗。FW永井の負傷交代も響いたのか、同41分、50分に鹿島が連続得点。底力を示した鹿島が暫定2位に浮上した。