<明治安田生命J1:浦和3-1神戸>◇第1ステージ最終節◇25日◇埼玉
浦和FW興梠慎三(29)が、約2カ月ぶりに公式戦でゴールを決めた。前半34分。MF李が頭で落としたボールを、ダイビングヘッドで無人のゴールに押し込んだ。「ごっつあんゴール。でもあれで吹っ切れた」。前半終了直前にも李のアシストで2点目を挙げた。
4月29日名古屋戦以来、得点から遠ざかっていた。その間、チームはアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメントで敗退。リーグ戦でも3連敗とピンチに陥っていた。チームを救う得点が遠く「自信をなくすよ」とこぼすこともあった。
名古屋戦後には、リオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表へ、オーバーエージ枠で加わるよう打診を受けた。手倉森監督のラブコールで、出場に気持ちが傾いたが、苦境のチームをおもんぱかり、決断までに時間を要した。
「ずっともやもやしていた。決めて発表したことが、いい結果につながった」。前節22日東京戦後に、五輪代表内定を発表。その直後に、待望の一発が出た。北京五輪に出場した経験を持つ李も「今日は日本のための2アシスト」とニッコリ。祝福の輪の中で、興梠が久々に屈託のない笑顔を見せた。【塩畑大輔】