仙台、浦和を下し首位「課題はアウェー」千葉監督

なでしこリーグ杯 首位に立った仙台MF嘉数(左から3人目)とMF中野(同4人目)は両腕を上げて、サポーターの声援に応える(撮影・久野朗)

<プレナスなでしこリーグ杯:仙台2-0浦和>◇1次リーグ第4節◇26日◇ユアスタ

 B組の仙台が、リーグ戦を含めて今季初めて首位に立った。

 前節まで首位の浦和にホームで快勝して、勝ち点を7に伸ばした。中野真奈美(29)と主将の嘉数飛鳥(27)の両サイドハーフが、そろって今季初ゴールを決めた。

 前半14分に先制した中野は「点を取れなかったですし、アシストもあまりしていない。これで第1歩だと思う」と安堵(あんど)した。スタメン落ち4試合を経験した嘉数は、後半9分に追加点を奪い「これからも果敢にゴールを狙っていきたい」と、吹っ切れた様子で話した。

 ホームでは6勝1分けと無敗。千葉泰伸監督(45)は「ホームで強いベガルタ仙台。課題はアウェーでしょう。そこを勝ち切って波に乗りたい」と2勝1分け4敗と分が悪い、次節からのアウェー2連戦をにらんだ。