川崎F風間監督「貪欲に」途中出場MF橋本を称賛

後半ロスタイム、ヒールで決勝ゴールを決めた川崎F・FW小林はユニホームを脱いでサポーターの席へ走りだす(撮影・松本俊)

<明治安田生命J1:川崎F3-2新潟>◇第2ステージ第3節◇13日◇等々力

 川崎Fが逆転勝利で4連勝を飾った。12戦不敗で年間勝ち点1位をキープした。

 後半20分、MF大島の大チャンスになるはずのスルーパスが榎本一慶主審の足に直撃。新潟のカウンターをアシストする形で失点した。大黒柱のMF中村主将が不在だが、FW大久保は「全員が、逆転できると思っていた」。途中出場のMF橋本が後半39分に左からのクロスで同点弾をお膳立てするなど、総力戦で等々力劇場を起こした。

 風間監督は「最後の最後でゴールを取る。途中から出た選手が力を出してくれた。質の課題はあるが、選手が頑張った」と称えた。ハラハラドキドキの展開に、指揮官は「普通に勝ってほしい」と苦笑し「不運な失点もあったけど、折れずに点を取りにいってくれた。後から出た選手が貪欲にやってくれた。憲剛には早く戻ってきてほしいが、今、このメンバーだろうが勝つ。そういう状況に変わってきている」と目を細めていた。