浦和DF那須、因縁鹿島戦でリオ不在遠藤の穴埋める

 浦和DF那須大亮(34)が「最大の穴」を埋める。今日23日アウェー鹿島戦で、五輪代表DF遠藤に代わり、今季4回目の先発を果たすことが濃厚に。鹿島には6月にホームで敗れ、相手は第1ステージ優勝、浦和はそこから3連敗と明暗を分けた。因縁の一戦だが、那須は「どの試合も変わらない。うちに必要なのは目の前の試合に勝つことで、常勝チームになることだけ」と言い切った。

 五輪代表に選出され、チームを離れる遠藤、興梠のこれまでのリーグ戦出場時間は合わせて3728分。2番目に多い広島(塩谷、浅野)の2857分をはるかに上回る。主力の穴は大きいが、那須は遠藤欠場の2日福岡戦で貴重な同点ヘッドを決めるなど、先発した3試合は全て勝利した。

 チーム最多の10得点の興梠が抜ける前線でも、MF武藤が前節大宮戦でリーグ12試合ぶりゴールで浮上の兆し。強敵鹿島を倒し、2人の穴埋めのメドを立てる。