福岡、先制弾も逆転負け 三門「取っても守れない」

甲府戦に臨んだ福岡井原正巳監督(撮影・菊川光一)

<明治安田生命J1:福岡1-2甲府>◇第2ステージ第15節◇22日◇レベスタ

 すでにJ2降格が決まっている福岡は、1-2で甲府に逆転負けを喫した。

 約1万人が詰めかけたホーム試合の後押しもあり、前半にオウンゴールで幸先よく先制した。だが「1点取っても守れないゲームが多い。どうしてもやられる。前半良くても後半は別のチームになるのが課題」と横浜から途中加入のベテランMF三門雄大(29)。後半、今季低迷の課題をまたしても露呈だ。パスミスからのカウンターをくらい、セットプレーのこぼれ球を決められ2失点、年間失点もワースト「58」に更新した。

 DF亀川諒史(23)は「課題は分かっている。ただの課題で終わらせてはいけない」と前を向く。だが「アジアの壁」と言われた元日本代表DF井原正巳監督(49)の指揮下でさえ、課題克服はかなわず今季を終えようとしている。