磐田「死にもの狂いで」次節引き分け以上で残留確定

試合後、磐田サポーターにあいさつする名波監督(左端)(撮影・江口和貴)

<明治安田生命J1:磐田0-1浦和>◇第2ステージ第16節◇29日◇エコパ

 磐田は浦和に0-1で敗れ、ホーム最終戦でのJ1残留を決められなかった。試合終了と同時にDF大井健太郎(32)は座り込み、FWジェイ(34)は膝に手をついた。第2ステージ(S)優勝を決めて歓喜に沸く相手サポーターの声を背にしながら、磐田の選手たちは味方サポーターに頭を下げた。

 シュート数は浦和の21本に対し、わずか6本。守備に追われながらもカウンター攻撃を仕掛けたが、決定機をつくれなかった。後半途中に守備を3バックに変更。FW森島康仁(29)を投入し、ジェイとの2トップに変え、DF大井も攻撃陣に加わる「パワープレー」を仕掛けたが、好機は演出できずじまい。第2Sはホーム未勝利となった。

 最終節は来月3日のアウェー仙台戦となる。J1残留争いの圏内にいる他クラブも勝ち点を伸ばせず、磐田は引き分け以上で確実に残留が決まる。得失点差で優位に立つことも救いだ。試合後のセレモニーで名波浩監督(43)は「まだ発展途上のチームです。次の試合、死にもの狂いで勝ち点を取って、残留したい」と悲壮な決意を示した。

 サポーターには「次、絶対に勝つぞ!」と大きな拍手が送られた。MF川辺駿(21)は「いい形でシーズンを終えられるようにしたい」と強調。目指すは勝利のみだ。【保坂恭子】