清水7連勝、首位と勝ち点3差 自動昇格&V見えた

アウェーに駆けつけたサポーターの声援を背に、笑顔でピッチを後にする清水の選手たち

<明治安田生命J2:讃岐1-2清水>◇第40節◇6日◇ピカスタ

 J2清水の逆転優勝が視野に入ってきた。アウェーで2-1で讃岐を下し、1999年以来17年ぶりのリーグ7連勝。前半38分にMF枝村匠馬(29)が先制点を挙げ、後半9分にFW鄭大世(32)がクラブタイ記録となる6試合連続ゴールをマークした。第31節終了時(9月11日)で首位札幌との勝ち点差は最大15差あったが、この勝利で3に縮まった。残り2試合でJ1自動昇格と優勝を目指す。

 引いて守る相手を枝村がこじ開けた。前半38分、鄭がヘディングで折り返したボールに反応。ゴール前でGKとDFがお見合いになった瞬間、右足を伸ばして押し込んだ。「相手が予測を誤った。常にゴールは狙っていたし、入って良かった」。一瞬の隙を見逃さない技ありゴールで、チームに勢いが出た。

 後半9分には枝村の右クロスを鄭が左足で合わせて追加点を決めた。今季25得点目でランク首位を独走するエースによる6試合連続ゴール。95年のマルコに並ぶクラブ記録で、鄭は「チームメートに感謝の気持ちしかない。FWが点を取れていることはチームとしていいことだと思う」と言った。同42分に1点を失ったが、チームは逃げ切って17年ぶりの7連勝を飾った。

 この勝ち点3で逆転優勝も見えてきた。首位札幌が徳島に敗れたからだ。札幌、2位松本が勝ち点81で並び、清水は78。両チームとの差は3だ。9月の31節終了時で札幌とは最大15差あったが、2カ月間の9試合で12を縮めた。

 札幌は最近4試合で1勝3敗と失速している。松本は16戦負けなしだが、主将のFW大前元紀(26)は自信たっぷりに言い切った。「勢いでは僕らが一番ある。このまま連勝できれば必ず何かが起こる」。

 今季も残り2試合。ホーム最終戦の次節では6位岡山と対する。前回対戦では引き分けた相手だが、枝村も迷いなく言った。「勝つためには点を取る。いつもやっていることをやり続ければ負けない」。

 チームは勝つしかない状況下でも勝ち続けてきた。今の清水には奇跡を起こせるだけの勢いがある。【神谷亮磨】