富山の江角浩司が引退 大宮時代にJ初GKアシスト

富山を引退したGK江角浩二(写真は大宮時代)

 J3富山は17日、GK江角浩司(37)が、今季限りで現役を引退すると発表した。クラブを通じ「今シーズンをもって現役を引退することを決めました。自分らしく、常に向上心を持ち続け、全力を尽くし、選手として今日まで完全燃焼することが出来ました。これまでどんな時でも支え、応援していただいた皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。

 江角は島根県出身で、出雲工高、大体大をへて02年に当時J2の大分に入団。西川周作(現浦和)の台頭を受けて、06年に移籍した大宮では、07年から定位置を確保。14年5月6日の東京戦では、0-0の後半ロスタイムに蹴ったゴールキックを、FW長谷川悠(現清水)が決め、J1史上16人目(25度目)のGKによるアシストを記録した。

 GKの決勝アシストは、96年5月1日磐田戦の楢崎(当時横浜F、現名古屋)、13年11月10日東京戦のキム・ジンヒョン(C大阪)に次いで3人目で、後半ロスタイムに記録したのは初という、Jリーグの記録に残る記録を残した。

 江角は「大分トリニータで4年間、大宮アルディージャで9年間、カターレ富山で2年間と計15年もの長い間、プロとして続けることが出来ました」と感謝の思いをつづった。