<全国高校サッカー:組み合わせ抽選会>◇21日◇都内・日テレタワー
7年越しの雪辱を果たす時が来た-。来月30日に開幕する第95回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせ抽選会が21日に都内で開催され、7年ぶり2度目の出場となる藤枝明誠は東海大仰星(大阪)との1回戦(同31日午後2時10分、ニッパツ)に決まった。初出場した09年に4強進出を阻まれた因縁の「大阪」代表との激突となり、DF山下航平主将(3年)は「良い相手だと思う」と歓迎。リベンジ達成で、全国制覇への足がかりをつかむ。
運命の巡り合わせか。DF山下主将が抽選を終えてから約15分後。藤枝明誠の隣には、28校目にくじを引いた大阪代表の東海大仰星が並んだ。相手主将とがっちり握手を交わした山下主将は「チームのみんなに強い相手を引いてこいと言われた。いい相手だと思う」と納得の笑みをうかべた。
「大阪」の2文字には、過去の因縁がある。初出場で8強入りした09年の準々決勝で大阪代表の関大一と対戦。1-4で敗れ、4強進出チームだけが立つことを許される聖地(当時)の国立行きを阻まれた。山下主将は「先輩たちがあって、今の自分たちがある。何としてでも『大阪』に借りを返したい」と、静かな闘志を燃やした。
今季の高円宮杯府リーグ(L)1部で優勝した東海大仰星は、参入戦も勝ち抜いて来季の同プリンスL関西昇格を決めた。今年の選手権府大会決勝では現在、そのプリンスLで首位を走る阪南大高を撃破して全国切符を獲得するなど実力、実績ともに十分。決して楽に勝てるチームではない。だからこそ、対戦相手として不足はない。
藤枝明誠が入った組み合わせブロックには前回優勝校の東福岡など強豪がひしめく。山下主将は「1回戦で強い相手に勝てば、チームに自信と勢いがつく」と見据える。松本安司監督(47)も「こういう戦いを勝ち抜いてこそ、王国復活だと思う。さらに『超攻撃サッカー』を磨いていく」と強気の姿勢を貫いた。県勢21年ぶりの悲願を懸けた本番まで残り約1カ月。ここから調整のギアを上げる。【前田和哉】