川崎F大久保、涙の敗退「監督を胴上げしたかった」

上着のフードをかぶり涙をぬぐいながら場内1周する川崎F・FW大久保(撮影・江口和貴)

<明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ:川崎F0-1鹿島>◇準決勝◇23日◇等々力

 年間勝ち点2位の川崎Fが、ホームで同3位で第1ステージ優勝の鹿島に完封負けした。

 0-0の後半5分に被弾。引き分けでも決勝進出できるアドバンテージを持っていたが敗戦し、初タイトルへの道は閉ざされた。

 今季限りで退任する風間監督は「(シュートが)入らない時は入らないというゲームの一言に尽きる。1点(差)は残念。だが全てのことで敗者とは思わない。これは必ず次につながる」。来季から東京でプレーすることを公表しているエースFW大久保嘉人(34)は「悔しい。もう1回、決勝でやりたかった。このチームで最後、優勝したかったし、監督を胴上げしたかった」。試合直後には涙を流した。