C大阪大熊監督「持っているもの違う」柿谷弾を称賛

C大阪対京都 後半途中で交代となり大熊監督(左)からねぎらいを受けるC大阪FW柿谷(撮影・清水貴仁)

<J1昇格プレーオフ:C大阪1-1京都>◇準決勝◇27日◇金鳥スタ

 3年ぶりのJ1復帰を目指すC大阪が、2年連続で決勝に進んだ。京都に引き分けながらリーグ順位で上回っているため、勝ち上がった。

 大熊監督は会見で「次の試合(決勝戦)は壁を打ち破る。積み上げてきた伝統、やろうとしているサッカーをぶつけて、最後の1試合、力を出し切って戦いたい。またホームでできますので、多くのサポーターの方、一緒にスタジアムで戦って頂きたい。それが選手1人、1人への後押しになる」と語った。

 さらに、前半13分に先制弾を決めた柿谷について、同監督は「持っているものが違う。(右足首手術で)5カ月近く休んでいる中で、この勝負がかかった試合で、こぼれ球を狙っていること。体力もそうだが、頭もハードワークしている。本人が気づいても、なかなかああいう場面で行けない」と褒めたたえた。