山形攻撃陣再編 ブラジルトリオ退団、9得点大黒も

左上から時計回りに、ディエゴ、アルセウ、ディエゴ・ローザ、大黒

 J2山形のMFディエゴ(32)MFアルセウ(32)FWディエゴ・ローザ(27)のブラジルトリオが今季限りで退団することが28日、分かった。入団3年目のディエゴは今季リーグ40試合に出場しチーム2位の8得点。同2年目のアルセウはボランチとして37試合に出場し、今年から加入したローザは機能せず17試合でわずか1得点。外国人を総入れ替えし、来季再びJ1昇格を目指す。

 ディエゴは今季限りでの退任が決まった石崎信弘監督(58)と06年のJ2柏以来の師弟関係で、同監督が山形の指揮官に就任した14年から再びタッグを組んでJ1昇格を経験した。献身的な守備と高い決定力を誇っていたが、今季はかつての得点力に陰りが見えていた。柏で07年に石崎監督の指導を受けていたアルセウも運動量が上がらず、チーム最多の11枚ものイエローカードをもらって退場を繰り返していた。

 また、J2京都から開幕直前に期限付き移籍で加入した元日本代表のFW大黒将志(36)も今季限りでの退団が明らかになった。相次ぐ故障でコンディションが上がらない中、26試合でチーム1位の9得点をたたき出していた。チーム1位、2位の稼ぎ頭が不在となり、攻撃陣を再編する。来季就任が決定的な愛媛前監督の木山隆之氏(44)の下、再スタートを切る。