開志学園、初戦で涙 佐合選手権初得点も…

1回戦で敗退し、涙をぬぐいながらあいさつをする開志学園の主将DF守屋(右端)、1得点のFW佐合(右から2人目)ら選手たち

<全日本高校女子サッカー:藤枝順心5-1開志学園>◇1回戦◇30日◇三木総合防災公園

 4大会連続4回目の出場を果たした開志学園(新潟・北信越1)は、1回戦で前回大会覇者の藤枝順心(静岡・東海1)に1-5で敗れた。4点を追う後半19分、ケガから復帰したFW佐合麻理百(まりも=3年)が途中出場で得点を挙げ、選手権ではチーム史上初の得点を記録。4大会連続で初戦敗退となった。

 エースの有言実行弾も、勝利につながらなかった。後半19分、DF栗原優(2年)のロングボールに反応した佐合が裏のスペースに抜け、冷静に利き足ではない左足で決めた。「ピッチに立ったら絶対にゴールを決める」とチームメートに宣言しており、出場からわずか2分での得点にチームは一気に攻勢をかけた。後半ロスタイムのセットプレーでは、10人がゴール前に入って追加点を狙った。最後まで粘ったが、大差での敗戦に、悔し涙が止まらなかった。